『RPM-80(Eighty)』 開発秘話
最近、そのシリーズの第一弾としてCYGNUS125用を発売したばかりの『RPM-80』ですが、約1年近い時間をかけて、ようやく製品として発売する事になりました。
何故これだけの時間を費やしたのか?
『以下の相反する3項目の全てにおいて高い次元でクリアーする事』というテーマを企画開発チームに課したからでした。
1.低騒音とHi-Power
アフターマフラー、それも性能重視のスポーツマフラーと言えば、『性能と音量は比例して高くなるもの・・・。』と、半ば常識的に考えられて来ました。
2.低騒音で重低音
重低音といえば、4輪のマフラーか?・・・と思える程の異様に太くて不恰好なサイレンサーとヤバイんじゃないか?・・・と感じる程でかい音量。こんなマフラーが重低音タイプのScooter用では主流でした。RPM-80はこの常識を打ち破ります。→静かで重低音!!
3.低価格で高品質&高耐久性
品質と耐久性を上げればコストが増える・・・コレ常識!
『とても無理だ!出来るのか?そんなもの・・・』という感じでした。
来る日も来る日も試作とテスト走行、日に日にかさむ開発費、出口の見えない不安とに苛立ち。
完成しかかったサイレンサーを、根底から否定するような設計変更もしばしばありました。
ところが
如何に音量を抑えてPowerを出すか・・・、その答えは、Monkey等小排気量クラスで成功した2段テーパーのエキゾーストパイプと、50本以上に及ぶサイレンサーの試作&テスト走行の結果から生まれたのです。(内部構造の細かい改良なども数えれば優に200種類を超えます。)
低中速から高回転域に至るまで、ノーマルのパワーカーブの一段上を綺麗になぞる理想的な性能曲線で、しかも音量はノーマルよりも2デシベル程度しか大きくない(規制値より遥か6デシベルも低い)『RPM-80(Eigty)』が生まれました。
『スポーツタイプにこだわるから駄目なんじゃないのか?もう一度ノーマルマフラーから見直してみよう』・・・一見遠回りのように感じましたが、後々考えれば良い判断でした。
金型を多様し、大量生産しないとコストダウン出来ない「プレス構造」のノーマルマフラーの大量生産ゆえの弱点を洗い出し、金型代の代わりに手間をかける。それを社内でやればコストも抑えられる。
『RPM-80(Eigty)』はグラスウールに頼るのは音質調整、音量の低減はマフラー内部構造の工夫で実現しました。
RPM=高品質なメッキ加工品・・・このイメージへのこだわりさえもアッサリと排除したのです。エキパイが短く高温と振動にさらされるScooterクラスなのだからメッキへのこだわりを捨ててオールステンレスで行こう・・・しかもこれならメッキ加工にかかる時間を短縮出来るから、お客様を待たさずに短納期の『RPM-80(Eigty)』という副産物まで付いてくる・・・という具合に。
昨年(2005年)5月、Scooter開発の新チーム体制が開始してから約一年間かけて、ようやく新しい『自信作』である『RPM-80(Eigty)』が完成したのです。
多くのユーザーの皆様に、この『RPM-80(Eigty)』の素晴らしさを体験して頂く為に、今後更に車種を増やす予定です。
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